仕事のQCDでわかる!仕事ができる人・仕事ができない人の違い【品質・コスト・納期】

仕事のQCDでわかる!仕事ができる人・仕事ができない人の違い【品質・コスト・納期】

仕事のQCDを見れば「仕事ができる人」と「仕事ができない人」の違いがわかる!

 

仕事のQCDとは、仕事で重要な3つの要素である

  • Qualityクオリティ品質
  • Costコスト
  • Deliveryデリバリー納期

のことを示しています。

 

QCDは主に仕事を評価する指標として使われ、品質・コスト・納期の観点で仕事の質を判断するフレームワークとして利用されています。

 

「仕事ができる人」と「仕事ができない人」のQCDをそれぞれ観察・分析してみると、両者の違いがわかります。

 

もし仕事ができないQCDにあてはまる部分があれば、仕事ができる人のQCDを目標にして、仕事に取り組んでいきましょう。

 

 

QCDのQ: Quality(クオリティ・品質)についての「仕事ができる人」と「仕事ができない人」

QCDの「Q」の部分にあたるQuality(クオリティ・品質)の観点で「仕事ができる人」と「仕事ができない人」の違いを見てみます。

 

仕事ができない人のクオリティ・品質

仕事ができない人は、少しでも仕事で楽をしようとします。そのなかでも注意すべきが、自身の都合の良いように仕事や作業を解釈することがあります。その結果、本来守るべき品質を保つことができず、楽をしたせいで品質を低下させます。

 

たとえば都合の良いように、

  • 自分で成果物の品質をチェックする時間がないけど、提出先の相手がチェックをしてくれるからいいか。
  • ちょっと言われたものと違うけど、これも良い感じだからいいよね。
  • よくわからない部分があるけど、ひとまずこうしておこう。

というような、自己判断で間違ったまま作業をすることがあります。

 

このように、仕事ができない人は自身の仕事の成果物に対して品質チェックを行なわなかったり、品質チェックが甘く、その結果ミスが多く低品質になる傾向にあります。

 

 

仕事ができる人のクオリティ・品質

仕事ができる人は、品質に妥協をしません。出来る人ほど実は泥臭い作業を淡々とこなし、求められた品質や期待に適した成果をあげるのです。

 

気を付けなければいけないのが、品質は高ければ良いというものではないということです。決められた時間や材料で、求められた品質を提供することが大事です。職人肌の人の中には、品質には妥協しない分、時間を必要以上に使う人がいますが、それでは時間がかかりすぎて仕事になりません。仕事の評価は、品質だけではなくコストや納期も重要だからです。

 

品質は低すぎても高すぎても問題が出てくるため、達成すべき品質度合いを的確に理解し、その品質を守れる人こそが「仕事ができる人」と言えるでしょう。

 

 

QCDのC: Cost(コスト)についての「仕事ができる人」と「仕事ができない人」

QCDの「C」の部分にあたるCost(コスト)の観点で「仕事ができる人」と「仕事ができない人」の違いを見てみます。

 

仕事ができない人のコスト

仕事ができない人は、必要以上にコストをかけようとします。

 

例えば1時間でやり切らなければならない仕事に、何時間もかけてしまうというようなことが典型的な例です。

 

これは仕事ができない人には以下のような傾向があるからかもしれません。

  • 段取りが下手
  • 経験不足
  • 応用力が無い
  • 任務遂行能力や意思が低い
  • 問題解決が苦手

 

時間を常に意識して、残りの時間内に応じた対策で成果を出せるよう仕事を進めるようにしましょう。

 

 

仕事ができる人のコスト

仕事ができる人は、作業時の時間配分が上手く、時間が余るくらいの余裕をもったプランを計画して行動します。

 

  • 目の前だけでなく作業の全体像を把握
  • タスクを細分化し、おおまかな時間配分を予想
  • 時間がかかりそうなところの対策・戦略を早めに検討

 

頭も体も動かして、圧倒的な行動力で成果に結びつけることができるので、頭と体の両方を使うバランス感覚が優れていると言えます。

 

仕事ができる人は作業に取り掛かる前にあらかじめ頭の中で作業全体の流れをイメージしており、問題が起きそうな箇所を事前に察知して問題が起きる前に対処してしまうようなスピード感があります。

 

仕事ができない人と比べて、計画性が高く立ち止まることや行き詰まることが少ないのが特徴的です。また、何か想定外なことが起きても対処できるように、余裕のあるプランを立てているので、成果に結びつきやすいです。

 

 

QCDのD: Delivery(デリバリー・納期)についての「仕事ができる人」と「仕事ができない人」

QCDの「D」の部分にあたるDelivery(デリバリー・納期)の観点で「仕事ができる人」と「仕事ができない人」の違いを見てみます。

 

仕事ができない人の納期(デリバリー)

仕事ができない人は納期が嫌いだったり、納期に対して脅迫概念に似た苦手意識がある人が多いです。

 

仕事ができない人は時間管理が下手なので

  • 想定以上に作業時間がかかってしまう
  • 計画を練らずに作業をおこなってしまう
  • 計画が思い通りにいかない
  • 計画に余裕がなくギリギリのプランを策定してしまう
  • 計画のリカバリーをしない

のようなことが起こりがちです。その結果、仕事が後手に回って納期に間に合わないということが多いように思います。

 

仕事ができないと悩んでいる人は、仕事で先手がとれるように常に前倒しの作業を心掛けましょう。そして何か問題が起きたときの備えとして、問題に時間をかけすぎないように得意な問題解決の方法を用意しておきましょう。

  • 問題の観察・分析・解析力をつける
  • 問題解決メソッドやフレームワークを使いこなせるようにする
  • 問題が起きる前に、問題になりそうなことの対処方法を考えておく
  • 頼れる人を問題が起きる前から選出・予約しておく

などなど。

 

仕事ができる人の納期(デリバリー)

仕事ができる人にとっては納期は悪いものではなく、ある意味で味方だと思っていたりもします。

 

納期があることによって、相手にそれまでの期間は待ってもらうことができます。更に、相手に合わせて進捗報告の具合も適宜行うことで、より良い関係のままゴールできるようなスケジュールを立てます。

 

納期が決まっていなかったり適切な進捗報告がないと、依頼した相手は

  • 「もうできたかな?」
  • 「まだかな??」
  • 「いつ来るのかな?」

と心配になってしまいます。

 

仕事ができる人ほど、相手と納期を取り付けて相手を安心させるようにします。そうすることで、相手を安心させるだけでなく、納期までの間に相手からの干渉を受けることなく、自分のペースで仕事をやり遂げられるようにするのです。

 

仕事ができる人は、実は納期を味方につけているのですね。

 

 

QCDがより良くなることを目指し、仕事ができる人になろう

仕事はQCDによって評価することができます。そのためQCDが良くなれば、仕事のレベルも向上していることになります。

 

QCDの観点から観察すれば、「仕事ができない人」と「仕事ができる人」の違いは明らかです。仕事ができない人にありがちなQCDになっていれば、それを改善することで仕事ができる人に近づくことができます。

 

QCDを磨き、より仕事ができる人を目指しましょう。

 

日常スコープのSNSシェア・いいね!
いつもありがとうございます。
記事のさいご

▲TOP