Amazonのロゴに込められた3つの驚きのテクニック – カリスマのサンプルから知るロゴ作成やデザインのノウハウ

Amazonのロゴに込められた3つの驚きのテクニック – カリスマのサンプルから知るロゴ作成やデザインのノウハウ

Amazonロゴには実は驚くべき3つのポイントが隠されている!?

ふとしたことをきっかけに、Amzonのロゴを分析していくと驚くべき3つの点が隠されているのではないかと感じてしまいました。今回は隠された3つの点とそのテクニックを解説したいと思います。

Amazonに興味がある人はもちろんのこと、特にロゴ作成をはじめ、デザインをしている人は必見です。なぜならロゴ作成やデザインでは多くのロゴからトレンドやテクニックを学ぶのが重要だからです。

最前線で活躍するAmazonのロゴには知るべき「やっぱりすごい!」と思わせるようなポイントが詰め込まれています。

「ロゴ1つでここまでできる」と思わせるような、驚きの点をご覧ください。

 

 

世界的にシェアを広げ活躍し続けるAmazon

Amazonと言えば、ほとんどの人がその名を知る世の中になってきました。最初はネットショップとして活躍していたAmazonですが、今ではさまざまなサービスを紹介する大手サイトにまで成長しました。

 

これだけ世界的に活躍しているアマゾンですから、ロゴにもきっとこだわりがあるに違いありません。

 

商品を梱包する段ボールでもAmazonのロゴでアピール

様々な方面への活躍が止まらないアマゾンですが、アマゾンで商品を注文したときに送られてくるアマゾンの段ボール。そこにはちゃんとAmazonのロゴが使用されています。

 

アマゾンの段ボールに描かれているAmazonロゴ

アマゾンの段ボール

 

アピールされたロゴ。ふと気づいた疑問点

私が実際にアマゾンで商品を購入した際、手元に届いた段ボールに描かれているロゴを眺めていたとき、ふとある点に興味を抱きました。

「アマゾンの文字の下にある矢印ってなんだろう?」

 

この気づきは、3つのテクニックに繋がるとんでもないポイントだったのです。

 

 

Amazonのロゴ

実際のAmazonのロゴにもっとイメージを似させるため、段ボールのロゴ写真に色をつけてみました。以下の画像はもともとはアマゾンの段ボールだったのですが、色を変えるとだいぶアマゾンのロゴらしくなりましたよね。

Amazonのロゴ

黒い文字でamazonと書かれているだけでなく、矢印が描かれているアマゾンのロゴ。見慣れている人も少なくないと思いますが、実際にロゴの意味を考えたことはあるでしょうか?

 

何もしなければamazonと黒文字で書けば終わりですが、そこに目立つ矢印を置くことで何かの意図があるように思います。今回はこの矢印に込められたロゴならではの意味合いについて解説したいと思います。(※あくまでも個人的な見解によるものです。

 

 

ロゴの意味を考える上で、私がやった2つのこと

今回私がロゴの意味を考える上で2つのことを実行しました。

  • アマゾンの公式ホームページを見る(外部的な情報収集)
  • 実際にロゴを描いてみる(内部的な構造把握・気づき)

 

 

アマゾンの公式ホームページをみてみた

実際に改めてアマゾンのサイトを見てみました。トップページを開いた瞬間、おもちゃ、人気商品、家電などのランキングが目に入ってきました。実際に多くの種類を取り扱っており、商品の数が本当に多くて驚きました

ご存知の人もいると思いますが、アマゾンでは自社が販売している商品だけでなく、他の販売者が取り扱っている商品も購入することができます。個人の販売店はもちろん、大手家電量販店などもAmazonで商品を販売していることになります。そのためとにかく商品数が多いのですね。(脱線になりますが販売店同士の価格競争も起こってくるので、安くお買い得な商品が買えるチャンスが多いのもアマゾンの特徴です。)

 

しかしながら、数多くの商品が揃っているということは、

  • 商品管理が大変
  • 利用者は自分の欲しいものを見つけることが大変

というデメリットもあります。

 

多くの商品を上手に管理する必要がありそうですね。サイトを見てもカテゴリーなどの整備がとても大切なんだなと思いました。

 

上記が実際に外部から収集した情報になりますが、とにかく商品数が多いことがわかった程度でした。これだけではアマゾンのロゴについてはわかりませんね。しかしながら、後述の「実際にロゴを書いてみた」の結果と外部的な情報とを照らし合わせることで全てのことが結びついてわかってきました。

 

 

実際にロゴを描いてみた

私事ではありますが、最近iPad ProとiPad Pencilを入手して、手軽にお絵かきができるようになりました。そこで、実際にロゴを手書きで描いてみようと考えました。

 

amazonロゴを手書きで描いてみた

手書きのamazonロゴ

手書き感のあるアマゾンのロゴができました。

 

実際にロゴを描いてみると、気づいたことが3点ありました。それは、以下の3点です。

  • Amazonの「A」から「Z」に向けて矢印が描かれていること
  • その矢印はにっこり笑った口にみえること
  • 「Z」の下の部分が盛り上がっていること

 

だいぶロゴとしての図形の構造がわかってきましたね。最後に、描いてわかった構造と外部的なアマゾンの特長がどう結びついているのかを3つの点にまとめました。

 

Amazonのロゴの分析してわかった驚きの3つのポイント

上述してきた、外部的情報収集と内部的構造把握により見えてきた3つの点をまとめます。

 

暗黙的に豊富な商品をアピール

公式ホームページを見て、たくさんの商品が揃っているという特長がわかりました。このことをロゴでも表現するために、「A」から「Z」に矢印を走らせ、「豊富な品揃え」を表していると考えられました。日本だとあいうえお順に物が並べられることがあるように、外国ではA~Zの順に商品は並ぶことでしょう。つまりA~Zまで商品をずらっと並べるように、品揃えの豊富さをアピールしているのかもしれません。

さらに言えば、a~zをamazonという文字の中だけで非常にスタイリッシュに表現しています。外部的な情報収集で見つけたデメリットの、商品数が多くて管理が大変であるということを払拭するようなスマートさがロゴにはあり、企業の自信や余裕を垣間見えます。

 

読み取りやすい感情表現

矢印がにっこり笑った顔に見えるのは、人の良い感情を表しており、デザインで良いイメージを直感的に伝えているように読み取れます。

商品がお客さんの手元に届いたときに笑顔になってほしいという思いが込められているのではないでしょうか。いずれにせよ、笑顔は全国共通で良い印象を与えることができるシンプルかつ効果的な感情表現・デザイン表現であり、上手に取り入れていることがわかります。

 

潜在的に購入を促進させるクリック動作を表現

注意深くみないとわからないかもしれませんが、amazonのロゴでは矢印の先が、まるでボタンを押すかのように「Z」を押し上げているのがわかります。これはアマゾンで販売されているものを「クリックする」ことを促しているように見えます。販売促進に結びつかせるデザインと言えるでしょう。

 

それだけではありません。

 

人は視覚的に左から右、上から下に見ていく習性があります。この矢印は左上から右下に発信されていることから、デザインの世界で重要な目線誘導の原理から考えると前に向かって進む「進行」を表す矢印になっています。

 

つまり、「アマゾンのサイトにアクセスして進んでいき、クリックして購入する」までの流れが表現されていると捉えられます。

 

以上から、知らぬうちに潜在的に「アマゾンにアクセスし、クリック・購入して笑顔が生まれる」ということを結びつかせている、デザインとしても心理としても非常に高度なテクニックだと感じました。

たった一つのシンプルなロゴで、すべてを表現できているAmazonのロゴは、極めて優秀なロゴであることは間違いないでしょう。

 

驚きの隠されたテクニックや考え方を自分の力にする

いかがでしたか?今回、私なりに考えて3つの意味があるのではないかと考えてまとめてみました。しかしながら実は違う意図があったり、もっと深い意味が隠されているかもしれません。

 

しかしながら、重要なのは他者のロゴの全てを理解することよりも、他者のロゴから以下を学んだり気づくことだと思います。

  • ロゴとしての在り方・本質
  • ロゴ表現のテクニック

 

大きく成長してきたamazonですから、多くのテクニックがロゴに込められているのは当然なのかもしれません。

 

考え抜かれたデザインは制作活動をするうえでは非常に重要なお手本・サンプルになります。良いデザインを観察したり、実際に描いてみることで多くのことに気づけるかもしれません。

その気づきをロゴ作成をはじめとするデザイン力に変えていくことこそが、より良いロゴ作成やデザイン作成に繋がると私は思います。

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