ご利用の Apple ID に新しい支払いを設定いただきありがとうございます。という迷惑メールへの対応・対策

ご利用の Apple ID に新しい支払いを設定いただきありがとうございます。という迷惑メールへの対応・対策

ご利用の Apple ID に新しい支払いを設定いただきありがとうございます。というAppleを偽った迷惑メールを受信したときの対応対策を紹介しますので、実施することをおすすめします。Appleを装ったメールクリックしてしまった場合や、開封してしまった場合などケース別に対応方法をご紹介します。

 

 

ITニュース:Appleを偽った迷惑メール

2019年2月に、Appleを偽った迷惑メールを確認したので、

  • メールの内容
  • メールが届いたときの対応対策

について紹介します。

 

同じようなメールが届いた時は、参考にしてみてください。

 

 

Appleを偽った偽メールの内容

届いた「ご利用の Apple ID に新しい支払いを設定いただきありがとうございます。」という件名のAppleを装った迷惑メールの内容についてご紹介します。なおこのメールはHTML形式で送信されています。

HTML形式のメールは通常はデザインやレイアウトなどをメールにも行うために利用されるのですが、使い方によっては、パソコンに悪影響を与えるような使い方が行われるケースもあります。何を設定されているかわからないため、HTML形式のメールは、信頼がある相手以外のメールでは出来る限り開封しないことをおすすめします。

 

 

迷惑メールの件名

  • ご利用の Apple ID に新しい支払いを設定いただきありがとうございます。

覚えのない「支払いを設定」といったキーワードを使い、いかにも第3者により支払い情報が変更されて対応しなければならないようなメールを装っています。件名だけでは偽物かわかりにくく注意が必要です。

 

 

迷惑メールの差出人名

差出人名は「Apple」となっていましたが、差出人のメールアドレスは「no-reply@accounts.google.com」となっていました。

  • 差出人名:Apple
  • 差出人メールアドレス:no-reply@accounts.google.com

 

件名では偽者か判別できませんでしたが、差出人のメールアドレスがAppleではないので、この時点で公式からのメールではなく、偽者によるメールだということがわかります。

 

ここで注目してほしいのが、googleの公式メールアドレスが設定されているということです。この迷惑メールを送信した人(もしくはシステム)は、たとえ自分の所有していない名前やメールアドレスであったとしても自由に設定して送信することができるということを意味しています。

 

今回はApple公式のメールアドレスではないgoogleのメールアドレスを設定していますが、いずれは

  • 差出人名:Apple
  • 差出人メールアドレス:公式のAppleメールアドレス

のように設定されて送信してくるかもしれません。

 

そのため、たとえメールアドレスやメール差出人が正しかったとしても公式から送信されたものではない可能性も出てくるかもしれませんので、メール文などを参考に充分に気を付ける必要があります。

 

迷惑メールのメール文章内容

メール文章は以下のようになっていました。

 

ご利用の Apple ID に新しい支払いを設定いただきありがとうございます。

 

iTunes 購読の確認

ご利用の Apple ID に新しい支払いを設定いただきありがとうございます。

日付と時刻 : 2019年2月5日 06:20 JST

のブラウザ : Mozilla Firefox

セキュリティ設定の確認と更新を行うには、Apple ID アカウントページにアクセスします。他のユーザが不正にお客様のアカウントにアクセスしていると思われる場合は、すぐにセキュリティの詳細設定を変更してください。

セキュリティ保護のため、この自動メッセージはご利用のアカウントに登録されているすべてのメールアドレスへ送信されています。不明な点がある場合は Apple ID サポートをご利用ください。

今後ともよろしくお願いいたします。

Apple ID サポート

Apple ID | サポート | プライバシーポリシー
Copyright © 2019 iTunes 〒106-6140 東京都港区六本木6丁目10番1号 六本木ヒルズ All Rights Reserved.

 

 

Appleの偽装をした迷惑メールだと判別できた理由

 

差出人メールアドレスがAppleと違う

前述の通り、差出人メールアドレスがno-reply@accounts.google.comとなっていたので、Appleと異なります。そのため比較的容易にAppleの成りすましであることが特定できました。

 

メール内に表示されているURLと実際にリンクしているURL先が違う

フィッシィング詐欺を狙う迷惑メールは、メール内に貼られたリンク先に呼び込むことを狙っています。今回のリンク先を調べたところ、表示されているリンクは全て偽装されたリンクになっていました。

一見公式のリンクに見えますが、不審なメールはリンクなどが偽装されているケースがほとんどですので、クリックしないようにしましょう。

 

今後はもっと判別しにくい迷惑メールが送られてくることも予想されますので、少しでも怪しそうなメールが来たときは、メールは開封せずに公式サイトで情報を確認したり、正しいメールかどうか公式に問い合わせをするようにしましょう。

 

※ちなみに私はネットショップから情報漏洩を伝えるメールが来たことがあり、公式ショップに問い合わせしたところ、本当に公式からのメールだったこともあります。(以下参照)

ネットショップ(アルファエスパス輸入雑貨店)で個人情報流出 – 2018年7月に700件以上に及ぶ個人情報漏れが発覚【ネットニュース】

 

このように、公式サイトを確認したり、公式への問い合わせを行って確認することも今後は出てくるかもしれません。

 

 

「ご利用の Apple ID に新しい支払いを設定いただきありがとうございます。」というAppleを装った迷惑メールへの対応

ご利用の Apple ID に新しい支払いを設定いただきありがとうございます。」というAppleを装った件名の迷惑メールへの対応方法について記載します。

 

あなたに該当する対応ケースについてご確認いただき、必要であれば対応を行うことをおすすめします。

 

対応ケース1:まだメールを開封していない場合

基本的にはメールは受信するだけでは特に効力を発揮しませんので、まだメールからの悪い影響は受けていないものと考えられます。

そのため、メールは未開封のまま削除することで対応終了となります。

ただし、1度メールが届いたということは、迷惑メールを送信している人やシステムにメールアドレスが知られてしまっているということですので、今後該当メールアドレスを使用する際は、日頃から充分に警戒するよう努めましょう。

 

 

対応ケース2:メールを開封した・メール内の文章をクリックしてしまった場合

もし偽メールということに気づかずにパソコンで開封してしまったり、メール内の文章をクリックしてしまった場合は、念のためウイルス駆除ソフトなどで、ウイルススキャンの実行をおすすめします。

※ウイルス駆除ソフトなどによるウイルススキャンについては、特にWindowsのパソコンの人に向けたものです。スマートフォンなどであればメールを媒介としてセキュリティの欠陥を利用したウイルス感染した事例がまだニュースになっていないので必要なさそうです。

 

 

対応ケース3:メールに返信を行ったり、メールに記載されたURL先で、ログイン情報や個人情報を入力してしまった場合

ログイン情報や何かしらの情報を入力してしまった人は、Appleのパスワード変更の方法を紹介しているサポートページを参考にして、ログインアカウントのパスワードを変更してください。(できれば文字数が長く、数字や大小アルファベット、記号などを組み合わせて複雑にしましょう)

合わせて、不安であればAppleにその旨を問い合わせて相談してみましょう。

 

もしログイン情報だけでなく、クレジットカードや口座などの決済情報を入力してしまった場合は、対象の金融サービス機関に相談し指示を仰ぎましょう。

 

相談することで、一時的にアカウント操作を不可にしたり、何かしらの対策をしていただけるかもしれません。

 

更に、ログイン情報やパスワードなどを入力した人は、同じログイン情報を使いまわしている他のWEBサービス全てのパスワードを変更することを強くおすすめします。

同じパスワードを利用していると、たいていのWEBサービスにおいて、メールアドレスとパスワードがあればログインされてしまい、思わぬアクシデントにあうかもしれません。

 

このように、1か所から漏れてしまったログイン情報を基に、他のWEBサービスにどんどんログインされてしまう手法は「パスワードリスト攻撃」と呼ばれており、フィッシング詐欺を行うような悪質な人が好む攻撃手法なのです。

 

ログイン情報が悪意ある人に利用されてしまう場合のアクシデント例

  • 個人情報が収集される
  • アカウントの乗っ取りや、なりすましをされる
  • お金やポイントなどを不正利用される

など

 

パスワードリスト攻撃に備えて、1度漏れてしまったパスワードは他のWEBサービスにおいても全て使用を中止し、パスワードを変更するようにしましょう。そうすることでパスワード攻撃に備えることができるほか、他のWEBサービスのアカウントが乗っ取られていないことも確認することができます。

 

 

Appleや企業を装った迷惑メールへの対策

私たちにとって大事なのは偽者による詐欺メールにひっかからないことです。

そのためには、日ごろから詐欺メールなどのインターネット犯罪が増加していることを意識しておくことが重要です。迷惑メールや詐欺メールはWEBが常識となった現在ではしっかりと向き合わなければならない問題点です。

 

迷惑メールやフィッシング詐欺に向けた今後の対策

  • 受信した怪しいメールはむやみに開封しない
  • 詐欺メールへのメール返信や本文内のURLクリックなどは絶対しない
  • 何かあった時のためにセキュリティソフトを導入する(アンチウイルスソフト等)
  • 日頃からサイバー犯罪が増えていることを認識し、警戒を忘れない
  • ネットでサービスに登録するときはできるだけパスワードは同一のものを使用しない

 

また、他の迷惑メールも確認されていますので合わせてご注意ください。(※下記リンク参照)

 

上記についても届いた場合は慌てずに、迷惑メールを開封せずに削除してください。

 

なお、迷惑メール用のフィルターを設定したり、メール送信者のIPアドレスを制限するなどの対応もできるのですが、悪いことをする人であれば、簡単にIPアドレスを偽装したり、迷惑メールフィルターを通り抜けることもできると思われます。

 

そのため具体的な設定の変更などよりも、日頃からの警戒を忘れないようにすることが最も重要です。そして何かあった時のために、セキュリティ系のソフトを必ず導入しておきましょう。

 

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サイバー犯罪が増えているネット社会を認識し警戒しよう

今回の偽メールに限らず、一番の対策は日頃からメールやサイトへの警戒を忘れないことです。怪しいメールやサイトは開かずにアクセスしないようにしましょう。

 

迷惑メールと対応策の紹介記事

 

 

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