2019年3月13日のGoogleアルゴリズムアップデートによる順位変動の分析結果をシェア – とんでもないことが明らかに!

2019年3月13日のGoogleアルゴリズムアップデートによる順位変動の分析結果をシェア – とんでもないことが明らかに!

2019年3月13日に行われたGoogle検索エンジンのアルゴリズムアップデートによる順位変動の分析結果と対策・対処方法をシェア

 

2019年3月13日にGoogleの検索エンジンのアルゴリズムアップデートがあったようです。検索順位に大きな順位変動が見られました。そこで、検索挙動を調査・分析しているととんでもないことを発見できたのでシェアしたいと思います。

 

TwitterなどのSNSを見ていると、大きな順位変動によって、いくつものサイトやブログに悪影響が有り、アクセス数が激減したという声が挙がっていました。

 

PV数が激減して悲観的になったり、対策を立てようと頑張ろうとしている人も多いのではないかと思います。実際当ブログでも今回の順位変動により大きな影響を受けており、PV数が減少して残念に思っていました。

 

そこで調査した内容を、日頃から応援・シェアしてくれるフォロワーさんや読者の皆様に少しでも役立てば嬉しいなと思い、分析結果をシェアします。

 

※今回の分析は私の運営するサイトで起きた一部分の事象を調査して気づいた結果になりますので、必ずしも全事象に当てはまるわけではありませんのであらかじめご理解ください。

 

 

結論からして何か対策が必要か?

先に対策が必要かについて話すと、小手先のような細かな対策は不要に感じます。

 

というより今回のアルゴリズムでは、おそらく微調整レベルでは意味が無く、逆に微調整をしてしまうと今後の順位変動時に悪影響を及ぼす可能性があります。(理由については後述の内容をご覧ください。)

 

では、「小手先ではなく大掛かりな対策が必要になるのか?」

 

というと、それはサイトやブログの方針等によって異なってきます。今までの運用方法から一変していくかどうかは、記事を読んで判断していきましょう。

 

 

実際に順位変動によりPV数が減少した結果を紹介

今回順位変動が確認されたのは2019年3月13日です。SNSなどでもブロガーをはじめ多くの人がアクセス数に変動があったと報告しています。

 

実際当ブログでも大きな影響があり、大打撃を受けました。百聞は一見に如かずということで以下をご覧ください。

 

2019年3月13日の順位変動による影響

2019年3月13日にグーグルの順位変動によりPV激減

見事にわかりやすいように2019/3/13以降にアクセス数が激減しています。具体的な数値は示していないのでわかりにくいかもしれませんが、大体30%から50%ほどPV数が減少してしまいました。

 

Google検索エンジンのアルゴリズムにアップデートがあったと言われている3/13~3/14以外は、ほぼ横ばいに安定しているので、アップデートによる影響だと明らかになっています。

 

さすがに気になったので挙動を調べてみました。

 

 

Googleの検索結果上位にいた人気記事が軒並みランクダウン

まず初めに、順位変動が起きる前と後を比較して、どのページでPV数が減ったのかを確認してみました。

 

すると、トレンドのキーワードとして検索結果上位に表示されていた複数の記事が軒並みPV数が減少していることがわかりました。そのページだけを個別に順位変動前後で比較してみるとなんとPV数が10分の1以下ほどに減少していたのです。

 

「これはひどい・・。」

 

その一言に尽きますが、Googleに頼りすぎているので何も文句が言えません・・。

 

PVが激減した具体的な記事がわかったところで、実際にそれらの記事にどのような順位変動があったのかを確認してみました。今回は複数あった中から2つの記事を紹介します。

 

 

PVが激減した記事A

  • 順位変動前: 2,3位
  • 順位変動後: 4位

記事Aはワンランクダウンにとどめたものの、PV数に大きな減少が見られました。2位の時はクリック率(CTR)が30%、3位で15%ほどでしたが、4位で7.5%ほどになりました。ちょうど半分ずつ下がっているので、2位の時と比べれば4分の1ほどのアクセス数になったことがわかります。つまり2位の時と比べると75%もPVが減少したことになります。

 

人気記事でしたので、これだけでも痛手ではありますが、とんでもない結果になっていたのは記事Bでした。

 

 

PVが激減した記事B

  • 順位変動前: 2位
  • 順位変動後: 9, 10位

なんと検索結果上位に表れていた記事が、まっさかさまに下落していました。ページ上部から一気に下部に表示されるまでに落ち込んでいたのです。恐らくしばらく経過すれば、ページ送りしなければ表示されない順位にまで下落するでしょう。

 

前日までは2位だった記事が、翌日には9,10位になっているのですからとんでもない下落です。しかしこれで驚くわけにはいきません。驚くべきはPVでした。

 

SearchConsoleを使い、対象の検索キーワードのクリック数を確認してみると、変動後はまさかの0クリック。

 

え、あれだけ人気だった記事が、一気に0へ・・。

 

ただGoogle検索エンジン以外からもアクセスされているのでPV数自体は0ではありませんが、Google検索エンジンからは追放レベルの大打撃を受けてしまっていたのです。調べましたがもちろんペナルティなどはありませんでした。

 

どうしてこんなことに・・。

 

と悲観的になりたいところではありましたが、トレンド系の記事はいずれ順位変動に関係なく下がるものだと考え、気持ちを切り替えて前向きな気持ちで調査を続行してみました。

 

すると、なんとも信じがたい順位付けを目にしてしまったのです・・。

 

 

とんでもない順位付け結果に失望。Googleのミス?それとも・・

順位変動前に2位だった記事が一気に9,10位まで下落したので、新たに順位を抜いていった2~8位までの検索結果内容を見てみました。具体的には以下の項目をチェックしました。

 

確認した検索結果内容

  • ページタイトル
  • ページ概要
  • URL

 

その結果、とんでもないことがわかりました。

 

なんと、検索したはずのキーワードがどこにも入っていないのです。それではなぜ検索にヒットし、しかも上位に表示されているのでしょうか・・。

 

今回調べたキーワードが例えば「りんごジュース」だったとします(※たとえ話です)。この時、順位変動で上位に上がっていった2~8位のサイトのうち、いくつかのサイトは「りんご」と「ジュース」の文字はどこかに含まれているものの、「りんごジュース」の表記は無いという状態だったのです。

 

もちろん2位から9,10位に下落した私のページでは「りんごジュース」というそのままのキーワードが、タイトルはもちろんページ概要にも含まれているし、検索利用者が知りたい内容に適した情報だったにも関わらずです。

 

そこで順位変動で追い抜いていったページの内容をみると、「りんごは甘いのでジュースよりも水と飲んだ方が美味しい」というように、「りんごジュース」とは全く異なるミスマッチな内容のページが上位表示されているではありませんか。

 

ここまで検索結果が酷いと流石に信じがたい内容ですが、今回の順位変動ではこのようなミスマッチな内容を上位表示してしまう順位付けが行われているので、影響を受けたサイトやブログが多かったわけなんですね。

 

これはグーグル先生のミスなのでしょうか?それとも、今後もこの順位付けを続けていくつもりなのでしょうか。

 

1週間近く経った今もなお順位変動後の状態が変わっていないところをみると、このまま続けていくつもりなのかもしれません。ただSEの立場から言うと「今回のアップデートでは利便性が損なわれており問題があるのでは?」と感じます。

 

上記の例え話でお話ししたとおり、検索キーワード(例え話では「りんごジュース」)に該当する記事が優先されていなかったからです。今後は検索結果(しかも上位)に関係のないページが出てくる可能性が高くなってしまったのではと感じます。

そのため今後は元のような「検索キーワードを重視する順位付け」に戻される日が来るかもしれないとも考えています。

 

 

何が今回の順位変動で重要視されているのか?

Googleの検索エンジンではまさかの、検索キーワードをそれほど重要視していないことがわかってしまったわけですが、それでは何が検索順位に大きな影響を与えているのでしょうか?

 

その点については、以下の記事でまとめました。実は今回の順位変動前から記事にしようと思っていた内容だったので、ちょうどタイムリーに紹介できて良かったなと思います。

 

 

今回の順位変動に対する対策・対処方法は?

上述したとおり、リライトするレベルのような小手先の技術では、それほど影響を与えることが出来ないかと思います。むしろ上述したように、今のアルゴリズムは検索利用者の利便性を損なわせているとも考えられるので、無理やり合わせても悪化する恐れがあるのではないでしょうか。

 

そのため下落した記事の順位を上げる努力をするよりは、今後の記事に力を注ぐのが効率的に感じます。それでもなお、対策したいと思う人は、以下を考えると将来的に有効だと思います。

 

順位変動の結果を分析した今後の対策案

  1. Google検索エンジン以外の大きな流入経路を創出する
  2. サイトを運営・更新し続ける(更新頻度は不定期でもOK)
  3. 順位変動のリスク分散として複数の趣旨が異なるサイトを運営する

 

長期的な対策案になりますが、それほど今回のアルゴリズムアップデートは影響が大きいのではと思います。

 

実際に、PVを集めていた有名ブロガー達は、既にGoogle検索エンジンへのSEO対策は飽和状態にあると言っており、

  • SNS
  • オンラインサロン
  • Youtuber
  • 講演会
  • ブログコンサルタント

を始めるなど、様々な別の切り口を展開しています。

 

今後はGoogle検索エンジンだけに頼らない方針も視野に入れなければならないのかもしれません。ただし、Google検索エンジンを諦めろというわけではなく、上記のような別口からのサイト流入が増えると、「Google検索エンジンの評価も上がり順位が上昇する+検索エンジンに頼らないリスク分散ができる」という考えです。

 

また検索エンジンに上位表示されなかったとしても、サイトやブログ自体の必要性は今後とも減るわけではありませんので、今後も運用・更新していくことによりサイトの流入量を増やすことができるとも考えられます。

 

そのため、もし今回の順位変動でPVが激減してしまったとしても、今回の順位変動は少し今までとは違うということや、サイト・ブログ自体の需要が減ったわけではないことを念頭に、方針を見直しこれからも運用していけば良いのではないかと思います。

 

 

WEBの世界は日進月歩。変化の波を乗りこなしていこう!

実際今回の順位変動前から、色々な変化に薄々気付いていました。そして今回の順位変動の結果を見て、更にその変化を目の当たりにした感じです。

 

実際にリモプロでも、次年度(2019年4月)からはブログの更新頻度を落としていく予定ですが変革をしていこうと考えています。

 

変革の波を受け入れ、自分のサイトにあった運用方法を実践していきましょう。

 

なお今回の記事は検索エンジンのアルゴリズムの状況についてお伝えしましたが、以下の次回記事では今後想定されるであろうアルゴリズムの展開をまとめてみました。本記事の続編となりますので合わせてご覧ください。

 

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