初心者におすすめ!プログラミング上達のコツ 6選 – スキルアップに役立つ学習ポイントを紹介
初心者が意識したいプログラミング上達のコツ6選をピックアップ!
プログラミング初心者がプログラミングを上達するためのコツを紹介したいと思います。私はSE(システムエンジニア)としてプログラミングスキルが必須な環境で仕事をしてきたので、どんな点がプログラミング技術の習得として重要かを体験的に知っています。
そこで少しでもプログラミング初心者のかたの参考になればと思い、上達するコツ・ポイントを6点まとめてみました。
- 目次 -
プログラミング上達に役立つと思ったこと6選
今でこそプログラミングを仕事で使っていますが、はじめは私もプログラミングなんてできませんでした。
そこで、どうやって私がプログラミングスキルを身につけていったのかを振り返ってみました。そうすることで、プログラミングスキル上達のコツだなと感じたポイントを6点ピックアップすることができました。
実際にプログラミングを上達するために必要だったなと感じたポイントを紹介していきます。
上達のコツ1:気持ち(興味・意欲・関心・熱意)
まずはプログラミングスキル上達だけでなく、すべての物事に精通していることですが、何よりも「プログラミングをしたい」という気持ちが大切です。
- プログラミングで好きなものを作りたい
- プログラミングで稼ぎたい
- プログラミングで社会の役に立ちたい
- プログラミングで効率化したい
などなど。
どんな想いでも構いません。
ただその想いをしっかりと持っておくことが重要です。
私は小学生の頃からゲームが好きで遊んでいたのですが、プログラミングにより動いているということを知ってから、プログラミングに興味を持ち、プログラミングで色んなものを作りたいと思ったのがきっかけでした。
独学でプログラミングの勉強をしていた学生時代はプログラミングで悩むことが多かったのですが、作りたいものを実現させたいという想いが強かったので、苦悩よりもワクワク感や楽しさが勝っていたため、想いを形にすることができました。
上達のコツ2:ネット検索・本+頭脳を駆使
続いて紹介したいのはプログラミングスキルの助けとなるものです。
それはネットや本の情報です。
以下のようなときに手っ取り早く解決してくれます。
- プログラミングの基礎を学ぶとき
- プログラミングで行き詰まったとき
基本的なことはネットや本でほとんど網羅することができるでしょう。
ただし、ネットや本で解決できてもプログラミングスキルは伸びません。本当に伸びるタイミングは頭を使った時です。
- ネットや本に書いていることを理解する
- 自分のソースコードに応用する
など上記のような過程で、頭を使うことでプログラミングスキルは上達していきます。
筋トレの方法を覚えても、実際に筋肉を使わないと筋肉が付かないのと同じで、実際に解決方法を教えてもらっても頭を使わないとスキルは伸びていかないのです。
ただ書いてある解決方法をそのまま取り入れるのではなく、どうしてそれで解決できるのかを常に意識して理解することに努めてください。そうすることで何倍も上達が早くなることは間違いありません。
頭を使って物事をしっかりと理解するということは、時間がかかり根気が必要で大変なことです。しかしながら、これに慣れれば当たり前のようになってきます。最初は苦労するかもしれませんが何倍ものスピードで理解できるようになってきます。
何より、もしあなたがプロのプログラマーとして活躍したいならプログラムの品質に責任をもたなければならないはずです。自分自身が理解できないようなソースコードを利用して、もし不具合が出るようなことがあれば大問題に発展するかもしれません。そのためプログラマーにとって理解することは何より重要なポイントなのです。
全部を理解しようとすると泥沼にはまる
理解は重要ですが、全部を理解しようとすると泥沼にはまっていきます。特に型(カタ)のようなものはむしろ始めは理解しない方が良く暗記してしまうのが良いです。理解するための経験が圧倒的に少なく、情報量が無いため理解しにくいからです。型やルール、作法などはまずはそれがルールと認識・暗記して使っていくうちに、どうしてそれが良いのかがわかるようになっていきます。
なおこの方法に不信感を抱いたり納得いかない人も中にはいるかもしれませんが、論理的思考に基づく帰納法を使い、プログラミングしていくなかで理解を深めていくことを意味しています。そのため私だけでなく企業などでもそのように教わることが多いプログラミング上達方法です。
上達のコツ3:他者のソースコードの読解・理解
具体的にプログラミングスキル上達のための手段として、他者のソースコードの読解・理解が効果的です。
はじめは自分でプログラミングが書けなくても構いません。誰かが書いたソースコードを理解することから始めてみましょう。ネットやプログラミングの専門書などを活用すれば無数にソースコードがありますのでいくらでも勉強することができます。
実際に仕事の業務でも何も無いところから1からプログラミングしていくことなんて皆無です。1から作っていく場合だったとしてもテンプレートなどで型を自動生成したりするので、何もないところからプログラミングを全て書いていくなんてことは非効率すぎて、まず無いでしょう。
そのため、全部プログラミングを書けるようになることを目指しても無意味なので、ソースコードを読解・理解して理解力を鍛えた方が圧倒的に上達できるようになります。
慣れてくるとソースコードの制作者がどうしてそのようなコードを作ったかなどの背景までも理解できるようなってくるでしょう。そうすればプログラム設計の全体像や意図、目的などもわかるようになり、適切なソースコードが掴めるようになってきます。
上達のコツ4:バグ対応・エラー解析・問題解決
かなり実践向けの方法として、プログラミングスキル上達に欠かせないのがバグ対応・エラー解決です。
プログラムを利用していたりプログラミングをしていれば、必ずと言って良い程にエラーやバグが発生します。そのような問題を解決していくことで解決力が身に付いていきます。
これらの解決力は論理的思考として左脳を鍛えるチャンスです。普段エラーやバグが発生すればピンチを想像するかもしれませんが、ピンチはチャンスと捉えて、理解力アップに努めましょう。
上達のコツ5:論理的思考(ロジカルシンキング)を学ぶ
続いてはプログラミングをおこなっていく上で重要な考え方となる論理的思考(ロジカルシンキング)についてです。
プログラミングをする際だけでなく、物事を解決するときにも非常に重要なのが論理的思考という考え方です。
恐らく、プログラミングを勉強しているのにプログラミングが苦手な人の多くは、論理的思考ができていないのではないかと考えられます。
論理的思考とは物事を順序だてて考えていき、結論を導く考え方になります。発想やひらめきなどではなく、順序だてて結論を導きだしていきます。
以下のようなステップで問題解決やプログラミングしていきます。
ステップ1.物事の把握(何なのか)
まずは物事を把握することから始まります。
- 問題解決ではどんな問題が起きているのか、何が問題なのか。
- プログラミングであれば何を作らないといけないのか。
上記のように、具体的な物事を把握していくことに努めます。物事を把握するためにはあらゆるものを観察し情報収集することに努めます。この時の情報収集量により、以降のステップの難易度が大きく変わってきます。
わからない事象を解決するのは極めて困難であることは言うまでもありません。
そのため、最初の物事の把握は注意深く丁寧におこなうのが成功への大きなステップとなります。
ステップ2.原因の追究(なぜなのか)
ステップ1で何が問題か、何を作るのかなどがわかったはずです。ステップ2では以下のようなことを考えます。
- 問題解決時:なぜ問題が起きているのか
- プログラミング時:なぜそれを作るのか
このステップ2においても、ステップ1と同様に、様々なものを観察していきます。なお観察に加えて、観察して得られた情報を分析・解析することで原因を見つけることができます。
ステップ3.対策案を考える(どのようにするか)
ステップ2で原因がわかれば、原因を基にどのようにすれば良いかの対策を考えていきます。
- 問題解決時:どのようにすれば原因が解消されるか
- プログラミング時:どのようにして作るか
ステップ3では具体的な対策案を考えることになります。ステップ2でしっかりと追及できていればステップ3は自然と乗り越えることができますが、ステップ2の工程をあやふやにした場合や、知識が少ない場合などはステップ3が大きな壁になってしまいます。
対策案を考えつかない場合は、ステップ2の見直しや、ネットや本などから知識やロジックを収集するようにしましょう。
以上の3ステップをおこなうことで具体的に何をすれば良いかが決まるため、後は実行するだけになります。なお実行する際に上手くいかない場合は上記の3ステップでおかしいところがあるかもしれません。
しっかりと論理的思考で「物事の把握」・「結論を導き出す」ことができるように実践などを通じて磨いていきましょう。
上達のコツ6:プログラミング時間の確保
最後に全てのことに言えることですが、何より必要なのは実際に行うことです。
私はプログラマーとして社会人1年目に働いていたとき、残業時間が100時間は簡単に超える月が度々ありました。過労死ラインを超えているのでここまでするのはおすすめしませんが、それなりにプログラムに触れていた時間が長かったことを意味しています。
通常8時間勤務として残業なしで月160時間くらいとすれば、残業を少なく見積もって100時間としても月260時間以上はプログラミングとにらめっこしていたことになります。
1か月あたり260時間ですから、実際には何か月、何年と続くわけでもっと多くの時間をプログラミングで過ごしたことになります。そう考えれば、これだけやってプログラミングができなければ逆におかしいですよね?
私たちは人間なので、文句をつけたり、効率化を計ったり、逃避したりしてしまいがちではありますが、結局は必死にやればその分、力になるのも人間です。
コツを知ったあとは、ただひたすらやれる時間や環境を用意して、プログラミングに触れる時間を増やしていきましょう。プログラミングに限らず何かの上達する際に意識しなければいけないのは、「継続は力なり」ということです。
コツを意識しながらとにかくチャレンジ!
今回プログラミングを勉強していく上で重要だなと思うことをピックアップしてみました。
ピックアップしたコツを意識しながら、あとはプログラミングを見たり、実際に作ったりしながらプログラムに触れる機会をとにかく多くとれるようにしましょう。
なにより手っ取り早いのは、プログラミングを実践的に行うような企業に就職することですが、誰しもがそのような縁や機会があるわけでもありません。
もし独学で学んでいく際は、今回紹介したコツを意識してどんどんプログラミングにチャレンジしていってください。
一緒にプログラミングでより良い社会を作っていけるように頑張りましょう。