Googleでサイトリンクが表示されない時の対処法 – Google検索結果の下部にサブページリンクを複数表示する対策
サイトリンクが表示されない!という人のために、Google検索時にサイトリンクを表示するための対策を紹介してみました。「サイトリンクとは何か?」といった基本的なことから、サイトリンクを表示する対策までご紹介します。
「サイトリンク」を表示することは、SEO対策として効果的です。表示するには工夫が必要な点もありますが、頑張っていきましょう。
なお、サイトリンクが何か知らないという人は以下ができているか確認してみてください。
- あなたのサイト名をGoogleやYahooで検索したとき、検索結果1位に表示される
- 1位で表示された検索結果の下部に、サイト内のサブページリンクが複数表示される
もしできていないようであればサイトリンクが機能できていないということになります。今回はこの「サイトリンク」について紹介し、実際にサイトリンクの表示する方法についてわかったことを共有します。
※もし既にサイトリンクが表示できているようであれば問題ありません。その場合は、以下から他のSEO対策について何か参考になるものがないかチェックしてみてください。
- 目次 -
サイトリンクとは?サイトリンクの概要の紹介
サイトリンクとは、サイト名や会社名、ブランド名などで検索されたときに、検索結果1位に表示されるサイトの下に表示されるサブページURLが掲載されるエリアのことを言います。
実際にサイトリンクを見るとイメージが沸くと思うのでご覧ください。
サイトリンクの例
パソコンとスマートフォンそれぞれから検索したときのサイトリンク例を紹介します。なお検索エンジンはGoogleでもYahooでもどちらでもサイトリンクが利用できます。
パソコンからGoogle検索をした時のサイトリンク
上記はパソコンで検索したときのサイトリンク表示の例になります。通常、検索で表示されるリンクは一番上のリンクのみですが、サイトリンクが表示できているサイトであれば最大6つまでサブページのリンクが追加表示されます。
スマートフォンからyahoo検索をした時のサイトリンク
上記はスマートフォンで検索したときのサイトリンク表示の例になります。パソコンで検索した時と同様に、サイトリンクのエリアがあり、最大6つのサブページが表示されているのがわかります。
※スマートフォンでは画面が小さいことに加え、縦1列にリンクが6つも並ぶので、1画面に対するサイト占有率が高いため、検索した人がアクセスする可能性が格段に上がることが予想されます。
サイトリンクが表示されない場合
もしあなたのサイトが、サイト名や会社名、ブランド名などで検索した際にサイトリンクが表示されない状況であったとしても、適切な対応をすることでサイトリンクが表示できるようになるかもしれません。
上記のサイトリンク例に挙げたリモプロにおいても最初はサイトリンクが表示されていませんでしたし、サイトリンクが表示されなくなることも時々あります。そのため、今表示できていなくても諦める必要はありません。サイトリンクを表示する対策を確認し対応してみましょう。
サイトリンクを表示するための対策
どうやら、いくつかの条件を達成することでサイトリンクが機能するようになるようです。
- 必須の条件
- 出来れば望ましい条件
とに分けて紹介します。
※今からお伝えするサイトリンクを表示する条件は、私の体験や分析に基づいた推定結果であり、完全にオリジナルなものを共有しています。そのため、サイトリンクが必ず出ると保証するものではありませんのでご理解ください。
サイトリンクを表示するために必須の条件
機能面から考えられる必須となる条件が以下になります。
サイト名やサイトブランド名で検索結果1位に表示されること
検索されたときのキーワードで検索結果の1位に表示される必要があります。もしあなたのサイトがサイト名やブランド名で検索結果の1位に表示されないのであれば、1位に表示されるように変更する必要があります。
実際にリモプロでは、本当はリモートプロダクションというキーワードで1位を取りたかったのですが、別に存在するリモートプロダクションのSEOが強く、1位をとれずにいました。そこで省略した名前の「リモプロ」もページタイトルに入れることで、「リモプロ」と検索されたときに1位に表示できるようになりました。
サブページが複数存在すること
サイトリンクの機能は、サブページを複数追加表示する機能となるため、サイト自体に複数のサブページが必要となります。なお表示されるサブページですが、私の分析によればサブページ自体にも条件があると思っています。下記の「出来れば望ましい条件」の方で紹介します。
サイトリンクを出すために出来れば望ましい条件
titleタグにサイト名やブランド名などの検索キーワード以外の言葉を載せない
サイト名やブランド名以外にもその他のキーワードがタイトルに入っていると、検索エンジンが実際にどのキーワードがサイト名なのか判断することができなくなります。その結果キーワードとしての力が弱くなり、検索結果順位だけでなく、サイトリンクにも影響を及ぼす恐れがあります。
サイトタイトル例
サイトタイトルがサイト名やブランド名のみで構成されています。
サイト名やブランド名以外にも、効力があるキーワードがいくつも入っており、サイト名やブランド名が認識しにくい状態になっています。
検索クローラー用のサイトマップ(sitemap.xml等)を運用している
sitemap.xmlを定期的に更新し、情報を検索エンジンに伝えることで、サブページが存在していることや、サイト自体が定期的に更新・運用され続けていることを理解してもらえます。SEOの観点からも、sitemap.xmlを作成し、サイトを更新するたびに定期的にsitemap.xmlを更新して検索エンジンに反映するようにしましょう。
サブディレクトリを使用しないサブページが複数あること
どうやら自サイトや他者のサイトを見て回ったところ、サブディレクトリのサブページはサイトリンクにおけるサブページ扱いにならないケースが多いようです。※全部がそうではないですがサブディレクトリのURLより直下のURLの方が候補になりやすそうです。
別サイトになる可能性があるからかもしれません。そのため、サブページはサイトのURL直下のディレクトリにも複数作成しておく方が良さそうです。
またサブディレクトリとは少し違いますが、WordPressを利用しているサイトなどでは、記事がサブページだと考えたくなりますが、記事がサイトリンクに表示されているサイトはそう見かけません。そのため記事ではなく、直下のURLに対して個別ページを制作するのが望ましいのかもしれません。
2018年11月 修正:
以下の検索結果のとおり、サブディレクトリのページにおいてもサイトリンクにできることが確認できました。WordPressのサイトでは「固定ページ」もしくは「タグ一覧ページ」がサイトリンク対象のページとなることが多いようです。
サイト全体を見たときに一定のアクセスがあること
サイトリンクが機能してから、しばらくの間きちんと機能しているか経過観察していたところ、時々サイトリンクが機能していないタイミングがありました。そのタイミングとは、サイトへのアクセスが少なかったときでした。しかしながら、サイトへの流入が増えてくると、サイトリンクがまた復活していました。
つまりサイトへのアクセス数もサイトリンクに影響している可能性が高いということになります。サイトを運営し、サイトへの流入があるようにしておきましょう。
また、サイトの流入量などはリアルタイムでチェックされているわけではないので、表示されるタイミングには時差がありますので、直ぐサイトリンクが表示されなくても少し待ってみてチェックするようにしましょう。
サイトリンクへの対策はSEO対策にも繋がる必要な対応
サイトリンクへの対策は、SEOの観点から見ても重要な対策に繋がるものも多いです。そのため、サイトリンクへの対策を行うことで、SEOについても効果的であると考えられます。サイトは出来てからがはじまりなので、上手に運用していきサイトがより良くなるよう努めましょう。
SEO対策については以下に記事をまとめていますので参考にしてみてください。